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「体育ができない子は根性がない」と我が子が叱られた→水泳大会で見せた泳ぎに、先生から謝罪されました

コラム

私たち家族は、小学5年生の息子と夫の3人暮らしです。息子は運動全般が苦手で、体育の授業でたびたび叱られてきました。担当の先生は熱心な方なのですが、その言葉の強さが、私の中で少しずつ気になり始めていたのです。

「根性がない」と叱られ続けた我が子

息子は小学校に入ってからずっと、運動が苦手でした。徒競走はビリ、跳び箱は怖くて飛べない、ボール運動も友達に迷惑をかけてしまう、そんな子です。

体育を担当している若い男性の先生は典型的な体育会系で、できない子には「気合いだ」と発破をかけるタイプでした。連絡帳の体育の評価だけが極端に低く、確認するたびに私は心を痛めていました。

ある日、学校から帰ってきた息子がぽつりと言いました。「体育ができない子は根性がない」。先生からクラス全員の前で投げかけられた言葉だそうです。声色こそ淡々としていましたが、息子の目線はずっと床に落ちたままでした。

「水泳だけはやめたくない」

担任に相談しようかと迷っていた頃、息子が珍しく自分から口を開きました。「水泳だけは続けたい。やめたくないんだ」と。

意外でした。学校のプールで特別速いと聞いたことはなかったからです。私が黙っていると、夫が口を開きました。「あいつ、水の中だと別人だぞ。週末、市民プールで見てみろ」。夫は学生時代に水泳をやっていて、私の知らないうちに息子と毎週土曜の朝にプールへ通っていたのです。

その週末、こっそり見学に行きました。息子はゆっくりでしたが、止まらずに泳ぎ続けていました。「速くはないけど、ぜんぜん息が上がってない。あれが一番難しいんだ」と、夫が小さく笑っていました。

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