
彼女の「会いたい」に、つい「暇なの?」と返してしまった俺。続いた一言で何も打てなくなった
コラム
残業続きで彼女との時間が減っていた俺。「会いたい」というメッセージに、咄嗟に「暇なの?」と軽口で返した。続いて届いた本音の一言が、自分のごまかしを突きつけた夜の話。
彼女からの「会いたい」
その夜、自宅のソファでぼんやりスマホを見ていたら、彼女から「会いたい」とだけ書かれた短いメッセージが届きました。21時を回っていて、明日も早朝から会議が入っている平日の夜。普段なら「今日は無理かな」と返すところでした。
ここ3カ月、彼女には申し訳ないと思いながらも、自分から会おうと誘えていませんでした。「今のお前は、ちゃんと彼氏できてないな」仕事のミスで上司に叱られた帰り道、ふとそんな声が頭の中で響いて以来、彼女と向き合うのが少し怖くなっていたのです。
守るために送った「暇なの?」
「暇なの?」少し考えたあと、俺はそう打って送信しました。
本音を返したら困らせる気がしたし、「ごめん、また今度」と返すたびに、彼女の小さなため息が画面の向こうに見える気がしていた。だから笑い話にしてしまえば、お互い気まずくならずに済むと思ったのです。
でも本当は、それは彼女のためじゃありませんでした。「お前なんかが本気で求められる男じゃない」そう思い込みたい自分を守るための、ずるい一言でした。
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「暇じゃなくても会いたいの」

























