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彼女の「会いたい」に、つい「暇なの?」と返してしまった俺。続いた一言で何も打てなくなった

コラム

「暇じゃなくても会いたいの」

彼女から返信が届きました。「暇じゃなくても会いたいの」二度、三度と読み返しました。返事を打とうとして、入力欄にカーソルだけが点滅していました。

軽い冗談で逃げた俺に、彼女はまっすぐ本音で答えてきた。それなのに自分は、何を打っても言い訳になる気がして、入力したそばから文字を消していました。「明日早いから」「もう遅いから」どれも、自分を守るための言葉でしかないと分かっていたからです。

そして...

20分ほど画面と向き合ったあと、俺は「ごめん。今から行っていい?」とだけ返しました。返信を待たずに玄関を飛び出し、電車に乗りました。乗り換えの駅から彼女のマンションまで走りました。何を言うか考えていましたが、考えはまとまりませんでした。

彼女の部屋のチャイムを押したとき、ドアを開けてくれた彼女は驚いた顔をしていました。「ごめん、ずっと甘えてた」靴も脱がないうちに、その一言だけが口をついて出ました。

彼女に頼ってもらうのが情けないことだなんて、一度も思っていなかったはずなのに、いつの間にか「強い彼氏」のふりばかりしていた自分に、ようやく気がついた夜でした。

(20代男性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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