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「育児なんて誰でもできるだろ」と笑っていた僕が、たった1日のワンオペで妻に頭を下げた話

コラム

妻が高熱で倒れた朝、僕は仕方なく仕事を休みました。「家にいるだけだろう」と思っていた育児の現実は、想像していた何倍も過酷で、夕方には自分から電話を握っていました。

僕は結婚5年目の会社員で、1歳の息子がいます。妻には育児を任せきりで、自分は仕事だけしていれば家庭は回ると思い込んでいました。けれど、妻がある朝突然高熱で倒れた日、僕は初めて家事と育児を丸一日ひとりで担うことになったのです。

妻の「疲れた」を聞き流していた日々

正直に言うと、妻が「育児が大変」と口にするたびに、心の中では「家にいるだけだろう」と思っていました。妻は子どもと家にいて、職場の上司に怒鳴られることも、満員電車に揺られることもない。それなのに「疲れた」と言うのが、僕には理解できなかったのです。

ある夜、妻が体のだるさを訴えてきたとき、僕は思わず笑って言ってしまいました。「専業主婦なのに、なんで疲れるの?」。続けて口から出た言葉は「育児なんて誰でもできるだろ」。妻はうつむいたまま、何も言いませんでした。あのときの妻の顔を、僕は今になって思い出します。

「お願い、今日だけ仕事休んで」

朝、隣で寝ていたはずの妻に揺すられて起きました。「お願い、今日だけ仕事休んで」。声がかすれていて、頬は熱で赤くなっていました。会社に欠勤の連絡を入れながら、内心では「半日で済むだろう」と楽観していたのです。妻が寝室にこもったあと、息子と二人きりでリビングに残されました。最初の30分は何ともありません。けれど、おむつ替えに失敗し、離乳食をひっくり返され、抱っこをおろすと泣き出す。気がつくと、僕の額には汗がにじんでいました。これは何かの間違いじゃないか、と本気で思いました。

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