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「明日のデート楽しみだね」に「普通」と返した彼。当日、気合い満点の彼を見て笑いをこらえた話

コラム

彼は普段から感情を表に出さない、いわゆる「クール」なタイプ。デートの予定が決まっても「うん」「了解」くらいしか返事がありません。けれど、デートの前日に送ったメッセージで、私はその「クール」の正体を知ることになりました。

「普通」のひとこと

金曜の夜、私はベッドに寝転がりながら明日のデートのことを考えていました。久しぶりの2人きりの休日です。お気に入りのワンピースをクローゼットから出して、明日のアクセサリーまで選んでから、ふと思い立って彼にメッセージを送りました。

「明日のデート楽しみだね」ほんの一行。返ってきた言葉も一行でした。「普通」

画面を見つめたまま、しばらく動けませんでした。私だけが楽しみにしていたのかな。明日のためにあれこれ準備していた自分が、急にひとり空回りしていたみたいで恥ずかしくなりました。

当日、駅前に現れた彼

土曜の昼すぎ、駅前で待っていると、向こうから彼が歩いてくるのが見えました。その姿に、私は思わず二度見してしまいました。

明らかに新しいシャツ。きちんとアイロンのかかったジャケット。いつもより整えられた髪型。普段はパーカーとデニムが多い彼が、今日はどう見ても「気合いの入った装い」だったのです。

「普通」って言ったのにな。心の中でつぶやきながら、彼に近づきました。隣に並んでも、彼は前を向いたまま「行こうか」とだけ。表情はいつも通り。でも、その服だけが雄弁すぎました。

歩きながら、そっとメッセージを送ってみました。「それ新しい服?」。直接聞くと詰めているみたいで嫌だったからです。すぐに返事が来ました。「前からあるよ」。本当かな、と首をかしげつつ、黙って隣を歩き続けました。

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