
「絶対コネだよ」と陰口を叩かれた海外駐在。3年通ったオンライン英会話のことは、誰にも話さなかった
コラム
本社から届いた短いメッセージ
写真を送ってから1週間後、東京の上司から短いメッセージが届きました。「写真、社内の共有ボードに掲示させてもらった。みんな驚いているよ」。そのあとに続いたのは、これまで陰口を叩いていた同期からのメッセージでした。「今度日本に帰ってきたら、ご飯行こう。話聞かせて」「すごいね、本当におめでとう」。
私はメッセージを開いたまま、しばらく窓の外を眺めていました。3年間の早朝の電車、誰にも見せなかったテキスト、いくつもの落胆と踏ん張った夜。あれが、ようやくここで実を結んだのです。
そして...
本社の同期に対して、怒りはありません。ただ、誰にも何も言わずに準備してきた自分の時間が、ようやく自分のものになった気がしました。あの朝会で笑われたとき、もし反論していたら、きっと今のこの景色は見られなかったと思います。シンガポールでの仕事はまだ始まったばかりです。来月からは隣国の拠点との連携も始まります。早朝のオンライン英会話はもう必要ありませんが、3年間そこで身につけたのは、英語よりももっと大切な何かだった気がしています。
誰かに笑われても、自分のやるべきことを黙って続ければ、いつか景色は変わる。私はそれを、ようやく信じられるようになりました。
(30代女性・総合職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)




























