
「楽しくなかったら4年も付き合ってない」。それが不器用な僕に言える精一杯の愛情でした
コラム
返事が来ない、その意味に気づくまで
ところが、彼女からの返信は、なかなか来ませんでした。既読はついているのに、返事がない。そのことが気になって、僕はスマホを何度も確認しました。考えるうちに、はっと思い当たったのです。
彼女が欲しかったのは、正しい理屈ではなく、ただの「楽しいよ」という、まっすぐな言葉だったのではないか。僕は本音を伝えたつもりで、彼女の不安に正面から応えていなかったのかもしれません。理屈で気持ちを示そうとする自分の不器用さが、このとき初めて情けなく思えました。
そして...
しばらく迷ってから、僕はもう一通だけメッセージを送りました。「さっきのだけど、やっぱり楽しいよ」。たったこれだけの言葉を打つのに、何度も入力し直しました。柄にもないと思いながらも、彼女に伝えたかったのです。長く一緒にいるうちに、僕はいつのまにか、気持ちを言葉にする努力を怠っていたのかもしれません。確かにそばにいることと、それをちゃんと伝えることは、別の話なのだと気づきました。これからは少しずつでも、言葉でも示していこう。不器用な僕なりに、そう思えるようになりました。
(20代男性・営業職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)



























