
コミュニティのメンバー紹介で、私だけが昔の呼び名で書かれていた。理由を聞いて気づいたこと
コラム
思いきって聞いてみた
数日たっても気持ちが晴れなくて、私は思いきって彼に個別のメッセージを送りました。
「どうして私だけ、昔の呼び方なの?」
しばらくして返ってきたのは、こんな言葉でした。
「その呼び方をしてた頃から、ずっと気になってたんだ」
画面に並んだ文字を、私は何度も読み返しました。彼にとってあの呼び名は、私を子ども扱いするものではなかったのです。むしろ、いちばん長く彼の中にあった、私の呼び方でした。あの頃から今まで、ずっと。
そして...
嫌いだったはずの昔の呼び名が、急に違うものに見えてきました。今の私を見ていないのではなく、あの頃の私から今の私まで、ぜんぶ地続きで見てくれていた。そのことが、じんわりとうれしかったのです。返信を打つのに、ずいぶん時間がかかりました。
「その呼び方、もう少しだけ続けてもいいよ」
送ったあとで、思わずひとりで笑ってしまいました。傷ついたと思っていた一行が、いちばん近くにいてくれた証だったのだと、今ならわかります。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)

























