
彼女の苦手な食材を黙って買い続けた僕。良かれと思った行動が招いた誤解
コラム
届いたスクショと、ひとつの質問
その日、僕は台所でピーマンの肉詰めを焼いていました。今日こそ気に入ってもらえるだろうかと考えていたそのとき、彼女からメッセージが届いたのです。開いてみると、共有リストのスクリーンショットと一緒に、「なんで私の苦手なものばっかり追加されてるの?」という一言が届いてました。どう返せばいいのか、僕は何度も文面を打っては消しました。ごまかすこともできた気がします。それでも結局、「美味しく作れたら、好きになってくれるかもって思ったんだ」と正直に送りました。打ち込んだ瞬間、自分がいかに彼女の気持ちを置き去りにしていたかが、はっきりと見えました。気づけば僕は、「勝手だったよね。ごめん」と続けて送っていました。
そして...
あの日から、僕たちは買い物リストを一緒に見ながら、食べたいものを話すようになりました。彼女の「苦手」は、僕が直してあげるものではなく、まずは尊重すべき気持ちだったのだと、ようやくわかったのです。家に帰ってきた彼女は、僕が焼いたピーマンの肉詰めをひとくち食べて、「意外と、悪くないね」と言ってくれました。好きになってもらうことより先に、彼女の声をちゃんと聞くこと。そんな当たり前を教えてくれた一皿を、僕はこれからも忘れないと思います。
(20代男性・営業職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)



























