
彼女の苦手な食材を黙って買い続けた僕。良かれと思った行動が招いた誤解
コラム
台所に立って、レシピのページを何度も読み返していました。買い物アプリのリストには、僕が書き足した食材が並んでいます。同棲して半年、彼女の好き嫌いはなんとなくわかっているつもりでした。けれど僕は、その「苦手」を一度も本人に確かめたことがなかったのです。
リストにそっと書き足した食材
買い物アプリの共有リストに、僕は少しずつ食材を書き足していました。ピーマン、セロリ、パクチー。どれも彼女が苦手だと話していたものです。それでも僕には、ひとつの思いがありました。きっと、調理の仕方が合わなかっただけなんじゃないか。美味しく作れば、彼女もこれらを好きになってくれるかもしれない。そう考えて、仕事帰りにこっそり食材を買い、レシピを調べる日々が続いていたのです。
黙って続けた、台所での練習
なぜ彼女に言わなかったのか。今になって思えば、サプライズのつもりが半分、もう半分は、自分でもうまく説明できない意地のようなものでした。僕の実家では、好き嫌いは「わがまま」として扱われ、出されたものは残さず食べるのが当たり前でした。だからどこかで、彼女の「苦手」も、ちゃんと向き合えば乗り越えられるものだと決めつけていたのだと思います。彼女に確かめもせず、よかれと信じて野菜を炒める。その独りよがりさに、僕はまだ気づいていませんでした。
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届いたスクショと、ひとつの質問

























