
「やめたほうがいいよ」否定を重ねた私が、たった1人の友達に送った言葉
コラム
彼女の隣に知らない子が増えるたび、私の口は先に動いていました。学食で彼女の目を見られなかった理由を、今も考えています。
彼女とのチャット画面を、私は送れない言葉を残したまま、何日も開いては閉じていました。
初めての友達
高校までの私には、友達と呼べる相手がいませんでした。入学して最初の授業で、隣の席から声をかけてくれたのが彼女です。連絡先を交換して、講義もお昼も一緒に過ごすうち、空きコマの予定もテスト前の計画も、彼女と決めるのが当たり前になっていました。私にとっては、初めてできた友達でした。
だからこそ、彼女がワンピースの写真を見せてくれたとき、口から出たのは「その色、似合わないと思う」でした。かわいいと思ったのに、素直に言えませんでした。その服を着た彼女が、私の知らない誰かと出かける姿が浮かんだからです。
口が先に動く
新歓の時期、彼女は「新歓で誘われたサークル、入ってみようかな」と言いました。誘ったのが講義で彼女と親しくなった子たちだと知っていた私は、「やめたほうがいいよ」と返しました。「時間の無駄になるだけだよ」とも。さらに「あの子たち、ノート貸してって言うだけだよ」と続けた根拠は、どこにもありませんでした。
彼女の予定に、私の知らない名前が増えるのが怖かっただけです。バイトの報告にまで「続かないと思う」と言った自分に、言った直後から気づいていました。それでも、引き止める言い方を、私は否定しか知らなかったのです。
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学食での問い


























