
彼から届いた写真アルバムに、私の知らない写真展の看板が一枚紛れ込んでいた話
コラム
画面には彼から届いた写真共有のリンクが並んでいました。先日二人で出かけた水族館の写真だと思って、私は何気なくタップしたのです。けれど、見覚えのある魚の写真をスクロールしていくうちに、一枚だけ知らない景色が紛れ込んでいることに気づきました。
魚の写真に紛れた一枚
画面に並んでいたのは、確かに二人で見たクラゲやペンギンの写真でした。お揃いで買ったキーホルダーを並べて撮った一枚もあり、出かけた日の楽しさがそのまま残っていました。
ところがアルバムの終わりのほうに、見たことのない写真が一枚だけ混ざっていたのです。白い壁に掲げられた写真展の看板で、その展示に私は彼と行った覚えがありませんでした。いつ撮ったものなのか、どこなのか、何度見ても思い当たりません。
広がっていく想像
その看板の写真だけ、ほかの写真との並びから少し浮いて見えました。彼が一人で行ったのか、それとも誰かと一緒だったのか。
考えるほどに、知らない女性の姿が頭に浮かんでしまいます。私に隠している相手がいるのかもしれない。そんな想像ばかりが膨らんで、作りかけの料理を前にぼんやりしてしまうことが増えました。
メッセージの入力欄を開いては、何も打てないまま閉じる。そんな日が続いたのです。
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思いきって聞いた答え


























