
夫「ケーキ買って帰るね。何がいい?」→買ってきたのは頼んでいないケーキだった
コラム
おいしそうだから選んだ。そう言われても、私の小さな引っかかりは消えませんでした。それでも後から知った理由に、もやもやがほどけていったのです。
仕事帰りの夫から、一通のメッセージが届きました。ケーキを買って帰るから何がいい、と聞いてくれたのです。私は迷わず、あのお店の看板商品の名前を返しました。ところが、玄関で渡された箱の中身は、まるで違うものだったのです。
届いた一通のメッセージ
その日は、少し長い一週間の終わりでした。仕事や家のことに追われて、自分のためのご褒美なんて、しばらく忘れていたほどです。
そんなとき、夫から「ケーキ買って帰るね。何がいい?」とメッセージが届きました。頭に浮かんだのは、前から気になっていたチーズケーキでした。濃厚だと評判の看板商品で、いつか食べてみたいと思っていたのです。
私は「あのお店のチーズケーキがいいな」とすぐに返しました。帰りを楽しみに、食事の支度をしながら待っていました。
箱を開けてみたら
玄関のドアが開く音がして、夫が紙袋を差し出しました。「お待たせ」とうれしそうな顔です。私もわくわくしながら箱を開けると、そこにあったのはチーズケーキではありませんでした。色とりどりのフルーツをのせた、季節のショートケーキだったのです。思わず夫の顔を見ると、夫は得意げにこう言いました。
「え、だってこっちのほうがおいしそうでしょ?」
たしかに見た目は華やかで、おいしそうではあります。それでも、私が頼んだのはチーズケーキでした。
「うん、ありがとう」とだけ返しましたが、心の奥には小さな引っかかりが残りました。
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もやもやの正体

























