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どう打っても嘘くさくなる。俺が彼女の不安に文章ではなく4曲の曲名で応えた事情

コラム

言葉にするのが苦手な俺が選んだのは、曲名を並べて気持ちを渡す方法でした。遠回りな返事でも、ちゃんと彼女に届いていたようです。

打ちかけたメッセージを、俺は何度も消しては書き直していました。彼女から届いた1文に、ちゃんと答えたいのに、文章にしようとするほど嘘くさくなる気がしたのです。結局俺が送ったのは、自分でも逃げだとわかっている1つのプレイリストでした。

言葉にしようとするほど、遠ざかる

彼女への返信が短くなっていたのは、俺の余裕がなくなっていたからでした。仕事に追われ、返すのが面倒なわけではないのに、気づけばスタンプ1つで済ませていました。そんな俺に、彼女は「私たち、これからも一緒にいられるのかな」と送ってきました。その1文を読んで、俺はすぐに何か返さなければと思いました。けれど打つそばから、どの言葉も軽く見えて、消すことを繰り返していました。

言えないなら、曲に言ってもらおうと思った

俺はよく聴くプレイリストを開いて、今の気持ちに近い曲を順番に拾っていきました。距離を置いてしまったこと、うまく伝えられないこと、顔向けできない気持ち。「遠回り」「言葉が足りない」「合わせる顔がない」と、まるで懺悔のように並んでいきました。そして最後に、本当に言いたい一言のタイトルを持つ曲を加えました。「そばにいるよ」です。曲名を上から読めば返事になる、そんな並びにしたつもりでした。

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