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配置図で彼女の机だけ廊下側にした、俺の本当の理由

コラム

いちばん集中できる場所を選んだつもりが、彼女の机だけを端に追いやる配置に見えていました。間違っていたのは机の位置ではなく、一人で決めてしまったことでした。

間取り図の上に、二つ目の机の四角を描き足しました。彼女の机をどこに置くか、俺なりに順番に考えていった結果でした。けれどその場所を、彼女がどう受け取るかまでは想像が足りませんでした。

窓際を選ばなかったわけ

彼女は在宅で仕事をしていて、画面に向かう時間が長い人です。窓際は陽あたりはいいものの、日中は表通りの車の音がよく届き、画面にも光が映り込みます。だから集中できるのは、むしろ廊下寄りの壁ぎわのほうだと考えました。俺の机を窓際にしたのは、たまの休みに外をながめるのが好きだったからです。彼女にいい場所を渡したつもりでいました。

「机はそっちでいいよね」と言ったとき

図面を仕上げながら、俺は「机はそっちでいいよね」と言いました。もう答えの出た話のつもりで、顔も上げませんでした。彼女が「私の机だけ、廊下側なんだ」とつぶやいたとき、声の色が変わったのがわかりました。あわてて「そこが一番、仕事しやすいと思ったんだけど」と足しましたが、自分でも言い訳のように聞こえました。

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