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「どうして私の駅ばかり選ぶの?」彼女に聞かれて正直に答えた俺が、奪っていたものの正体

コラム

二日後の、短いやりとり

カフェから帰った彼女からは、その夜も翌日も、長いメッセージが来ませんでした。電話越しの「うん」「そう」の返事だけが続き、二日ほどが過ぎたあとで、彼女が口を開きました。

「家賃を多く出すこと自体は、私も最初からそのつもりだったよ。でも、それを私から言う前に、あなたの口から先に出るのは違うと思う」

聞きながら、俺は自分の組み立てを思い返していました。彼女の負担も、彼女の制度も、全部彼女のものだったのに、俺はそれを自分の計算の中で勝手に動かしていた。順番が違ったというより、誰が差し出す話だったのかを、最初から取り違えていたのだと気づきました。

そして...

彼女には「悪い、順番を間違えた」とだけ伝えました。長く言い訳をしてもしょうがないし、彼女が言いたいことはそれで分かったはずだと思いました。

今、二人で見ているのは、彼女の職場と俺の職場のちょうど中間あたりにある物件です。家賃の分け方は、彼女から先に切り出してもらうのを、俺は黙って待っています。

(20代後半男性・会社員)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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