
「行けばわかるよ」デート前日に彼が送ってきた地図が、私の家ではなかった日
コラム
デートの前日に、彼から地図のピンだけが届きました。いつもなら私の最寄り駅まで迎えに来てくれるのに、ピンが指していたのは見覚えのない路地裏です。理由を聞いても「行けばわかるよ」と返されて、楽しみだった予定に不安が混ざっていきました。
届いたのは知らない路地裏
付き合って1年になる彼とは、出かける日は私の最寄り駅で待ち合わせるのがいつもの流れでした。彼が駅まで来てくれて、そこから2人で行き先へ向かう。それが自然になっていました。
だから、デートの前日に地図のピンだけが届いたとき、私はしばらくその場所を確認しました。いつもの駅からは離れていて、周りに何があるのかもよく分かりません。
添えられていたのは「ここで待ってるね」という短いメッセージだけでした。私は「ここ、どこ?」と返しました。場所を聞きたいだけだったのに、そのあと届いた返事で、余計に分からなくなりました。
「行けばわかるよ」の一言が、引っかかって
彼から返ってきたのは、「行けばわかるよ」でした。軽い返事のつもりだったのかもしれません。けれど、いつもと違う待ち合わせ場所を送っておきながら、理由を教えてくれないことが気になりました。
毎回こちらの駅まで来るのが負担になったのか。私には言いにくい話をするために、あの場所を選んだのか。地図を開くたび、考えなくていいことまで浮かびました。
もう1度聞こうとして、私はメッセージを途中まで作りました。でも、重く受け取られたくなくて送れませんでした。結局、場所だけを保存して、当日そこへ向かうことにしました。
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路地の奥にあった店
























