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彼女の好きなイタリアンに、俺の大好物のチーズを足したつもりだった

コラム

帰り道の違和感

店を出たあと、俺は「来年の記念日も同じ店にしようか」と言いました。去年も今年も喜んでくれたのだから、来年もここでいいと思っていました。

彼女は「うん、いいよ」と答えました。でも、その返事は少し短く聞こえました。俺はそこで初めて、彼女が本当に楽しんでいたのか気になりました。

思い返すと、彼女は去年も今年も、チーズの料理をほとんど選んでいませんでした。俺は彼女の「素敵なお店だね」という言葉だけを見て、食べているものまでは見ていませんでした。

そして...

次に会ったら、店のことを聞こうと思っています。イタリアンが好きなのか、あの店が好きなのか、苦手な料理がなかったのか。今さら聞くのは遅いかもしれません。でも、聞かないまま来年も同じ店に連れていくほうが、もっと違うと思いました。

彼女を喜ばせたい気持ちはありました。けれど、彼女が何を食べて、何を残して、どんなふうに答えていたのかを見ていませんでした。

記念日の店選びは、雰囲気だけで決めるものではありません。彼女が言ってくれた「ありがとう」に甘えず、次はちゃんと食べたいものを聞ける自分でいたいです。

(20代男性・会社員)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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