
彼女のメッセージに返信しなかった俺が、あの一言で初めて気づいたこと
コラム
「返してるつもりだった」は嘘ではなかった。ただ、俺の「返した」と彼女の「返ってきてない」がすれ違い続けていたことに、あの一言でようやく気づきました。
毎回、彼女からのメッセージを読み終えると、俺の指は入力欄を飛ばして検索バーへ向かっていました。
読んだら動く、それが俺の返し方だった
彼女と付き合って1年半、メッセージは全部読んでいます。通知が来たら必ず開くし、内容も頭に入れている。ただ、返信しないこともありました。「今度あのパスタ屋行きたいな」と写真付きのメッセージが届いたとき、俺がやったのは店の検索でした。場所、営業時間、予約の空き。調べ終わると満足して、そのままスマホを閉じました。
次に会ったとき「あの店、週末予約したよ」と伝えたら、彼女は「ありがとう」と言いました。喜んでくれたと思っていました。返信を打つより、予約を取るほうが「返事」になると考えていたからです。
あの日のシュークリームは、返信のつもりだった
「今日ちょっとしんどくて」
彼女からそのメッセージが届いたのは、仕事を上がろうとした時でした。「大変だったね」と打ちかけて、消しました。画面越しに送る短い言葉では足りないと感じたからです。
代わりに俺がしたのは、彼女の家の近くにあるケーキ屋を調べることでした。帰り道に立ち寄って、彼女の好きなシュークリームを2つ買いました。テーブルに並べて「好きだったよな」と言ったとき、彼女は笑ってくれました。
あのメッセージへの返事は、テーブルの上にあると思っていました。
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あの一言で初めて気づいたこと


























