
「今日は会社」の彼が隣の県にいた。浮気を疑った私が会いに行った結果
コラム
その街のカフェで、彼は女性と向き合っていた
数日後、また同じ場所にピンがつきました。私は電車を乗り継いで、その街まで行きました。駅前のカフェのガラス越しに、彼はいました。向かいには知らない女性が座り、テーブルには彼のノートパソコンと何枚もの書類が広がっています。2人は顔を寄せ、真剣な様子で話し込んでいました。もう間違いないと思った私は、店に入り、彼の前に立ちました。
「会社って、この街のこと?」
彼は目を見開いて、「なんでここにいるの」と言いました。よく見てみると机に広げられていたのは、見覚えのない会社の名前が並ぶ求人票でした。向かいの女性は、転職を仲介する担当者だったのです。
「本当は、転職の面接だったんだ」
彼は下を向いて、それだけを口にしました。
そして...
浮気ではなかったのだと、ようやく分かりました。けれど彼が来月にはこの街へ移る話を進めていたと知って、今度は別の戸惑いが残りました。
「私に相談もなく、勝手に決めていたの?」
彼は、心配をかけたくなかったと繰り返します。心配させないことと、置いてけぼりにすることは違う。それだけを、私はまっすぐ伝えました。次にこのアプリを開くのは、2人でこの街を歩く日にしたいと思っています。
(30代女性・事務職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)


























