
「先輩、今日も女子力高いですねー」と私の同僚を茶化す後輩
コラム
「先輩、今日も女子力高いですねー」と、後輩が同僚をそう茶化すのを、私は隣の席から見ていました。止めた方がいいのに。そう思いながらも、男性の同僚本人が笑って流している手前、私は結局その一言を止められませんでした。
「女子力高いですねー」の軽口
その日も、男性の同僚の机には日傘とハンディファン、それに冷感シートの袋が並んでいました。後輩が近づいて「先輩、今日も女子力高いですねー」と笑い、「そこまで焼けたくないんですか?」と付け足します。同僚は資料をまとめる手を止めず、「日焼けが嫌なだけだよ」と応じるだけ。少し行き過ぎでは、と私は隣の席でそう感じていました。ですがその後輩は私の直属ではありませんし、当の同僚本人が笑って流している以上、私は口を挟むきっかけを見つけられません。2人はその日、一緒に外回りに出る予定でした。
声をかけそびれた出発時
出発の前、後輩は同僚のバッグを覗き込み「バッグ、荷物多すぎません?」ともう一言。同僚は「念のため」とだけ返して、伝票挟みを閉じました。私は自分の席から2人を見送りながら、あとで後輩に「あの言い方はやめた方がいい」と声をかけようか迷います。ですが、2人が並んでオフィスを出ていくと、その言葉は形にならないまま消えていきました。もし自分が男性で、あの茶化しを受け続けていたらどう感じるだろう。私がそんなことを考えたのは、コーヒーが半分に減ったころでした。
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帰社した2人






















