
「先輩、今日も女子力高いですねー」と私の同僚を茶化す後輩
コラム
帰社した2人
2人が戻ってきたのは、私が休憩から席に戻ったころでした。同僚は普段通りの表情で資料をデスクに置きます。ですが後輩の方は、出発時の軽さがまるでありません。片手には同僚の冷感タオル、もう片方の手には日傘。それを後輩が丁寧に畳んでいるのです。私の隣で同僚の1人が「どうだった?」と聞いても、後輩は「暑かったです」と短く返すだけ。あとで別の子から聞いたところでは、外回りの途中で後輩は資料を汗でふやけさせかけたそうです。同僚が渡した予備で、事なきを得たのだといいます。
そして...
次の日、後輩の机には冷感シートと折りたたみ日傘が置かれていました。同僚がそれを見て「今日は完全防備ですね」と声をかけると、後輩は少し照れながら「はい。念のためです」と返します。私が言えなかった一言を、後輩は自分の道具で同僚に返したのだと思います。日傘の隣にもう1本の日傘が並ぶ光景を、私はコーヒーを持ったまま、少し離れた席から眺めていました。
(20代女性・営業事務)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
























