
「姉ちゃんみたいになれる気がして」姉の物を勝手に借りていた私が言えなかったこと
コラム
本当の理由を、私はずっと言えずにいた
うまく説明できないまま、気づけば口にしていました。「お姉ちゃんみたいになれる気がして」借りるときに取れかけたボタンを付け直したり、汚れをふいたりして返していたのは、せめてもの後ろめたさからでした。姉みたいになりたい。そう伝えれば楽なのに、認めるのが恥ずかしくて、黙って借りるほうを選んでいたのです。
そして...
後日、姉は「今度から、一言声かけてよ」とだけ言いました。責められると思っていた私は「うん、ごめん」と返すのが精一杯でした。あんなに近くにいたのに、借りる勇気より、頼む勇気のほうがずっと要るのだと知りました。次に姉のコートを着るときは、自分の言葉で頼もうと思います。
(20代女性・販売職)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)


























