
大通りの工事日、疲れた客を乗せた迂回運転で伝え損ねた案内の話
コラム
ホテル前で、客が口にした引っかかり
駅前のホテルに着いて、料金を告げる直前、後部座席から少し遠慮がちな声がしました。
「あの、いつもよりだいぶ長かった気がして…」
私はメーターを1度確かめて、振り返りました。
「大通りで工事がありまして、遠回りに見えたかもしれませんね。すみません」
走り出す前に、もう1度はっきり伝えるべきだったのだと、そのとき初めて気づきました。
そして...
お客さんが降りたあと、私は運転席で領収書の控えをそろえながら、次に迂回することがあれば、返事が返ってくるまで待とうと決めました。案内は、こちらが言ったつもりでいるうちは案内にならないのだと、この日に教わりました。
(50代男性・タクシー運転手)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)
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