
「盛れてる写真」で作ったアルバムを、友人にまっすぐ突き返された話
コラム
「話したいことがある」というメッセージ
彼女から「話したいことがある」と連絡が来ました。私は身構えながら、カフェで待ち合わせました。向かい合って座り、飲み物が届いたあと、彼女はまっすぐこちらを見て言いました。
「私、アルバムにほとんど写ってないよね」
私はとっさに、「盛れてる写真選んだらこうなっただけだけど」と口にしました。悪気があったわけではなく、映えるほうを選ぶのが当然だと思っていました。ところが彼女は姿勢を正して、こう続けました。
「3人で行った旅行のアルバムだよね?私が写ってないなら、それはあなたともう1人の記念だよ」
そして...
私は口を開きかけて、そのまま黙るしかありませんでした。「そんなに綺麗なアルバム作りたいんだったら、そこら辺で1人で自撮りでもしてれば?」その一言を残して、彼女は席を立ちました。
テーブルに残されたのは、飲みかけのカップと、私が届けたはずのアルバムです。あのとき、私は映える写真を集めることばかり考えていました。彼女がやわらかく笑った1枚も、確かに何枚もあったはずなのに、私はそれを選び損ねていました。彼女に連絡していいものか、私はまだ答えを出せないでいます。
(20代女性・フリーランスデザイナー)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)




























