
隣の客の「充電したいから、それ抜いて私のを挿してくれない?」、近くの席の一言で黙った話
コラム
新聞越しの一言
それでも私が抜かないと分かると、彼女は舌打ちをして、聞こえよがしに言いました。
「信じられない。こういう人がいるから嫌なんだよね」
その時、通路を挟んだ隣の席で新聞を読んでいた年配の男性が、紙面を下ろして口を開きました。
「確かにコンセントは通路側の人にも使う権利があるよ。譲り合って使うものだからね。だけど、人の話も聞かずにまくし立てるあんたに、譲り合いができるとは思えないね」
落ち着いた声でしたが、車内にはよく通りました。彼女は男性を見て、口を開きかけて、閉じました。そのまま何も言わずに座り直し、スマホを鞄に押し込みました。
そして...
降りる駅まで、彼女が私に話しかけてくることはありませんでした。降車の際、彼女は先に無言でホームへ出ていきました。私は新聞をたたむ男性に会釈をして、列車を降りました。次の帰省も、迷わず窓側を取るつもりです。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)

























