
後輩の「分かった」が続く業務チャット、会議室で聞いた返信の理由
コラム
会議室で聞いた答え
同じ返信が続くうち、このまま見過ごすこともできないと思い、私は後輩を会議室へ呼びました。「チャットの言葉遣い、何か理由があるの?」後輩は自分が送った返信を見てから、頭を下げました。「チャットは会話じゃなくて、仕事の内容を残すメモみたいなものだと思っていました」。後輩は、口頭では相手に合わせて敬語を使う一方、チャットは用件さえ伝わればよいと考えていたそうです。「早く短く返すほうが仕事ができるように見えると思って、敬語まで省いていました」悪意があったわけではありません。ただ、返信の速さを優先し、受け取る相手がどう感じるかまで考えていなかったのです。私は、「短く返すことと、言葉遣いを省くことは違う」と伝えました。
そして...
長い文章を書く必要はなく、「承知しました」「確認しました」と返せば十分だと説明しました。分からない表現があれば、送る前に聞いても構わないとも伝えました。翌週、私が資料の修正を頼むと、後輩から返信が届きました。「承知しました。明日までに修正します」以前より少し長くなっただけですが、受け取った印象はまったく違いました。私は内容を確認し、「お願いします」と返しました。業務チャットには今も短い返信が並んでいます。ただ、その中に「分かった」という言葉は、もう増えていません。
(20代女性・営業事務)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)

























