
「既読、いつも同じタイミングだよね」と聞いた私に、彼が明かした決め事
コラム
急ぎの連絡が読まれないまま、変わったはずの店の前で40分。次に会った日、私は聞けずにいたことをようやく口に出しました。返ってきたのは、付き合いたての頃のある返信の話でした。
40分の待ちぼうけ
彼と付き合って1年半になります。穏やかな人ですが、返信だけは付き合う前から遅めでした。返信の遅さは気にしないつもりでした。
ある日、待ち合わせの店が変わったことを伝えるメッセージを送りました。既読はつかないまま、私は変更後の店の前で40分待ちました。店先のメニューを繰り返し読みながら、画面を確かめては閉じました。
「ごめん、今見た」
駆けてきた彼は何度も頭を下げ、その日のうちに長い謝罪の文章も届きました。読み返すほど丁寧で、だからこそ、開かれなかった40分のことだけが残りました。
送る時間を変えてみても
それから私は、送る時間を少しずつ変えてみました。出勤前、休憩の合間、湯船から上がった後。いつ送っても、既読は決まった頃合いにしかつきませんでした。返信そのものは、質問に全部答えてくれる丁寧なものでした。だからこそ、開くまでの長さだけが引っかかりました。
友人に話すと、「決まった相手と会ってるんじゃないの」と返されました。仕事中に見られないのは分かっていました。でも休みの日まで、そのリズムは崩れませんでした。私に見せられない予定があるのかもしれない。想像は、悪い方にばかり枝分かれしていきました。
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彼の部屋で聞いた決め事























