妹の恋人に厳しく聞きすぎた俺が、玄関で言えなかった一言

コラム

玄関で用意していた言葉

帰り際に俺が用意していたのは、妹を頼む、という短い言葉でした。けれど玄関で2人を前にすると、口から出たのは「また来れば」だけでした。彼は「はい、ぜひ」と深く頭を下げ、妹は俺をにらんだまま靴を履いていました。ドアが閉まった後、片付けに戻った母に「あんたは昔から損な言い方をするね」と笑われ、俺は返事の代わりに残りの皿を流しへ運びました。

そして...

数日後、俺は妹にメッセージを送りました。「知り合いに美容室のオーナーがいる。話を聞きたいなら繋ぐ」。心配している、と書く勇気が出ない代わりの、俺なりの橋の渡し方でした。妹からは、転送しておいた、とだけ返ってきました。今は、彼が次に来る日までに、あの日の言い方をどう詫びるか、酒でも注ぎながら切り出す言葉を考えています。

(30代男性・会社員)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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