友人のキラキラ投稿に疲れて通知を切った私、カフェで聞いた「あれね、探さないと見つからないの」

コラム

探さないと見つからない

彼女はカップを置いて、少し笑いました。

「あれね、探さないと見つからないの」

意味が分からずにいると、続けて言いました。

「1日に1個、良かったことを載せるって決めてるの」

何もない日でも、載せられるものを探す。仕事帰りのコーヒーでも、きれいだった空でも、その日の中から1つ見つけていたそうです。

私は、投稿に写っている時間だけを見て、彼女の毎日そのものだと思っていました。

楽しそうな写真の前にも後にも、投稿には出てこない時間がある。当たり前のことなのに、それまで考えたことがありませんでした。

そして...

家に帰ってから、私は彼女の投稿の通知をオンに戻しました。それから手帳の隅に、その日の良かったことを1つだけ書きました。

「彼女とコーヒーを飲んだ」

書けたのはそれだけです。でも、「探さないと見つからない」という彼女の言葉を思い出すと、それでも十分な気がしました。

彼女の投稿も、彼女の毎日の全部ではありません。そう思えるようになってから、タイムラインを見ても、以前ほど自分と比べなくなりました。

(20代女性・事務職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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