
「正直、君の夢を応援できていなかった」半年ぶんの謝罪を手紙にした俺に、妻が返した一言
コラム
半年言えずにいたことを紙に書いて、食卓に置いて出ました。帰ってから妻が口にしたのは、俺が想像していたどの言葉でもありませんでした。
金額の話から始めた俺
結婚して5年、妻は事務の仕事をしながら、同僚や近所の人から服の直しをよく頼まれていました。裾上げ、ボタン付け、丈詰め。断ったのを見たことがありません。ある日帰ると、食卓に洋裁の専門学校の夜間コースの資料が広がっていました。2年間、仕事を続けたまま通える課程で、いつか自分で直しの店をやりたいと、妻が前に一度だけ言ったことがあります。俺が最初に言ったのは「それ、いくらかかるの」でした。妻は資料を封筒に戻して「ちょっと見てただけ」と答えました。
古紙の束から見えた封筒の角
学費と、2年ぶんの妻の帰りの遅さ、店を経営するところまで、一度に浮かんだのだと思います。数日後、玄関にまとめられた古紙の束から、あの封筒の角が見えていました。俺は紐を結び直して、そのまま外へ出しました。それから俺が学校の話を切り出そうとすると、「あのさ」まで言ったところで妻が翌週の予定の話を始めます。避けられているのだと思って、俺は毎回そこで引き下がりました。応援できなかったことより、応援すると言い切れないことのほうが、俺には重かったのだと思います。
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4枚目でようやく最後まで進んだ便箋






















