
「正直、君の夢を応援できていなかった」半年ぶんの謝罪を手紙にした俺に、妻が返した一言
コラム
4枚目でようやく最後まで進んだ便箋
半年が過ぎて、俺は帰り道の文具店で便箋を買いました。「ごめん」から書き始めると、そのあとが全部言い訳になって、1行目で止まります。ゴミ箱に3枚も捨て、4枚目にこう書きました。「正直、君の夢を応援できていなかった」。そのあとに「金額の話から先にしたのは、俺が自信を持てなかったからだ」と続けました。学費が惜しかったのではなく、妻が本気で店を持つ人になったときに、自分が並んで立てるか分からなかったのです。資料が広がっていた場所へ手紙を置いて家を出ました。
そして...
帰ると、手紙はちゃんと読まれていたようでした。妻は「ずるかったのは、私のほうだった」と言い、それ以上は続けませんでした。俺が半年抱えていたものと、妻が半年抱えていたものは、どうやら同じ形ではなかったようです。聞き返すのは、あの紙を書くよりも時間がかかりそうです。それでも、手紙が捨てられずに戻ってきたことだけは、今の俺には十分でした。
(30代男性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
























