
彼女のメッセージを開けずにいた俺が、返事だけは最初から持っていた話
コラム
彼女から2通目が届いたとき、俺には返さなくていい逃げ道ができました。それに乗りかけたところで、前に同じ話を流した回を数えることになりました。
通知にその名前が出たあと、俺は文面を確かめないまま画面を閉じました。
その1通だけ、開かずに置いた
彼女とは2年になります。部屋は別で、顔を合わせるのは月2回ほど。俺が仕事を変えてから、その回数を自分の都合で減らしました。今の勤め先で1年後にどうなっているのか、俺には言い切れません。だから彼女が次に会う日の話を出すたび、話題を移してきました。開けば印がつき、その時点で俺は返事を持っている人になります。
答えは、開く前から手元にあった
断りたかったわけではありません。彼女と続けるつもりでいることは、動きませんでした。ただ、それを1行で返すのが嫌でした。会う回数を減らしてきた側が、短い返事だけ寄こす。2日目からは、開かない理由が入れ替わっていきました。俺はそのたび、明日にしようと決め直していました。
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逃げ道をくれたのは、彼女の2通目






















