
「旅行の日、台風来るらしいね」宿のキャンセルばかり気にする友人に、私が聞いたこと
コラム
「もしかして旅行、行きたくない?」
店の外を歩く人は誰も傘を持っていませんでした。駅前のコーヒー店で向かい合って、私は先に聞きました。「もしかして旅行、行きたくない?」友人はカップの持ち手を回してから、「行きたくないわけじゃない」と答えます。私がキャンセル料のことを聞くと、友人はスマホで予約画面を開きました。料金の発生する日付をしばらく見てから、宿の名前のところを指で押さえて、「あの宿、私が決めたやつだから」と言います。そう言ってから、友人は合計金額のところを指しました。「今見ると、ちょっと高くて」やめたかったのは旅行ではなく、予約していた宿のほうだったのだと分かりました。
そして...
「高いって言ってくれたらよかったのに」と私が言うと、友人は「全部任せてもらったのに、自分で選んだ宿を今さら高いって言うのが恥ずかしかった」と答えました。その場で2人で宿を取り直し、旅行は予定どおりに行きました。取り直した宿の控えには、2人分の名前が並んでいます。それ以来、2人で旅行するときは、「全部任せる」で終わらせず、先に予算を決めるようになりました。
(30代女性・事務職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)






























