「持ち物は教本だけでお願いします」。先生から私に届くのは、いつもこれきりです

コラム

続けさせて大丈夫でしょうか、と送りました

個別のやりとりへ「うちの子は、続けさせて大丈夫でしょうか。」と送信しました。返事は次のレッスンのあとに届きました。はじめの2行は「やめさせないでください。左手の運びが、この半年で変わりました。」でした。そのあとに「お母さまのほうが長く弾いてこられたので、練習のことを書くのが、ずっと書きにくいままでした。」と続いていました。入会のときの面談で、私は自分の来歴を、世間話のつもりで話していました。うちの子のことが書かれないのは、書く材料がないからではなく、書こうとして止まっていたからでした。

そして...

返信の欄に、私は「これからは、書きにくいほうも読ませてください。」と書きました。次の連絡から、用件のあとに、その日にできるようになったことが数行つくようになりました。発表会の日、私はその文を紙に写して、子どもの譜面ばさみに挟みました。控室で開いた子どもは、曲の順番より先にそこを読んでいました。

(40代女性・パート勤務)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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