「それ、ずっと気にしてたの?」コーヒー代を返さなかった私が、催促した同僚に言ったこと

コラム

周りに人がいる中で、彼女を責めるような言い方をしてしまったと気づいたのは、彼女が出口へ歩いていった後です。

送金の画面には、チャージを促す案内だけが表示されていました。

お願いしたのは、私のほうでした

隣の席の彼女が外へ出るときに、「ついでにコーヒー買ってくるけど、いる?」と声をかけてくれました。私は顔を上げて「じゃあ、カフェラテをお願い」と答えました。戻ってきた彼女から紙コップを受け取るときに「あとでアプリで送ってね」と言われたので、「ありがとう、あとで送る」と返しました。席に着いて画面を開くと、残高が足りず、口座からチャージする手続きが必要でした。数分で済む操作です。それを後回しにしたのが、始まりでした。

少額だから、と自分に言っていました

打ち合わせが続き、手続きのことは頭の隅に押しやりました。少額なのだから、彼女も急いではいないはずだ。そう決めて、チャージは家に帰ってからにしようと思いました。彼女がスマホを持ち上げるたび、あれを確かめているのだろうと察しはついていました。それでも、休憩の合間に画面を開くことはしませんでした。空になった紙コップを机の端へ寄せながら、片づけたら思い出すだろうと考えて、そのままにしていました。

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