
妻の返した言葉を読み飛ばした俺が、自分で集まりの延期を書き込むまで
コラム
「全部」の中に、妻の手まで入れていました
買い物かごを持ったまま、俺は妻へ何と返すか考えました。
材料はまだ買っていない。飲み物もない。皿も出していない。それなのに俺の頭の中では、妻が皿を並べてくれることも、足りない物を確認してくれることも、最初から予定の中に入っていました。
妻がいつも先に気づいて動くことまで、自分の段取りの一部のように考えていたのです。
このままでは間に合わないと思い、6人のグループチャットを開きました。
「今日は延期にさせてください」
そう書き込みました。妻が何もしてくれなかったからだと書きかけて、消しました。やると言ったのは俺です。
そして...
今は「任せて」と言う前に、いつ何をするのかまで決めるようにしています。買い物が必要なら、冷蔵庫にメモを貼って、行く日も自分で書きます。終わったものから線を引きます。
妻はそこに何も書き足しません。以前なら、その空欄を妻が埋めてくれるのをどこかで待っていたのだと思います。
(30代男性・会社員)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)





























