「おごってくれない男子は彼氏ではない」と言える理由
コラム
PRひとみしょう
以前どこかの媒体に(この『ハウコレ』ではない!)割り勘問題について書こうとしたとき、そういうのは書かないでくださいと言われたのを思い出したので、今夜は、デート代の割り勘問題について、男としてホンネで思うところをお話しようと思います。
書かないでくださいと言われた理由はすっかり忘れちゃっているんですが、クリーンそうに見える巨大なスポンサーがいくつも付いているテレビ番組じゃあるまいし、ホントのことをしれっと書いてもべつにいいですよね?ホントのことを読みたいですよね?
目次
■女子のデフォルトは「おごってくれた金額=わたしの価値」
さて、話のはじまりは「女子には『おごってくれた金額=わたしの価値』と捉えてしまうセンサーが、もうデフォルトで組み込まれている」というところです。
男子のことを、ことさら「歩くATM」だと思ってない女子であっても、「おごってくれた金額=わたしの価値」みたいに思うことってないですか?別におごってくれなくてもいいけど、おごってくれたら嬉しいみたいな気持ち、ありませんか?
割り勘デートで全然OKと思う人は、それで全然いいです。がしかし、わりとよく来る相談メールに「デートしたらいつも割り勘にされるんですが、これって彼はわたしのことが好きじゃないってことでしょうか」というのがあって、こういう質問をしてくる女子の脳内では「全額払ってくれる男子=脈ありどころか本命の彼女になれる」という方程式があるわけですよね。
そういう方程式があっては困るとか、そういう考えを持っている時点でもう人としてどうかしている、なんて1ミリも思わないので正直に答えていただきたいのですが、「おごってくれた金額=わたしの価値」という考え方って、あなたも持っていますよね?
デート代は割り勘 or 女子が全額払ってもいいけど、ホテル代は彼に出してもらいたいという考えも、割り勘と似たようなものとしましょうか。金額だけで見ると、割り勘にしたデート代が3000円として、ホテル代(休憩)が3000円として……まあ割り勘みたいなもんですよね。
■男子の貧困は非常に気合の入ったものだったりします
よほどケチで例外的な男子のことはさておき、ふつうの男子は「お金がないとモテない」とわかっています。でもマジでお金がないから割り勘デートしかできないし、あるいはデートすらできない。
どれくらいお金がないかといえば、ランチに誘ったら「おれ、今日は水を飲んで過ごす」と、非常に気合の入った貧しさだったりします。バスで帰ろうかと言うと、「バス代がない」と言うくらい筋金入りで金がないのが若い男子。200円ちょっとが「ない」貧しさなんですよね。
一応断っておくと、貧しいのがダメとかいいとか、そういうことじゃないからね。
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■男子がデフォルトでわかっていること