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彼が送ってきた料理の写真→料理の脇に、見知らぬジュエリー店の伝票が映り込んでいた

カップル

恋人から送られてきた写真を、私は何度も拡大しては元に戻していました。料理を褒める返事を打ちかけたところで、写真の隅を二度見したのです。料理のすぐ脇に、見覚えのない伝票のようなものが置かれていました。拡大してみると、店名の一部に「ジュエリー」の文字が読み取れたのです。

聞いたことのない、宝飾店の名前

彼の口から、ジュエリー店に行ったという話は一度も聞いたことがありません。男の人がわざわざ女物の店に出向く用事といえば、私の中ではひとつしか思い浮かびませんでした。私の知らない誰かへの贈り物を、彼はこっそり用意しているのではないか。料理の味を褒める言葉も、もう頭から消えていきました。

日ごとに短くなっていく返信

写真のことを問いただす勇気は出せず、私はメッセージで「おいしそう」とだけ返しました。それからの彼は、忙しいという返事ばかりで、会う約束にも気乗りしない様子です。あの伝票と、そっけない態度とが、私の中で一本の線につながっていきました。一度そう思い込むと、別のを考えを探す気力さえ湧いてきませんでした。

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