
母に「ケチ」と言い返してきた私。母の引き出しで見つけた、私の名前が入った書類
ライフスタイル
封筒に入っていたのは、私の名前が書かれた1枚の証書でした。「ケチ」と言い返すたび、母はなぜ何も言わずに背中を向けていたのでしょう。
テレビ台の右の引き出しを開けたのは、印鑑を探すためでした。パートに出ている母から、荷物の受け取りを頼まれていたのです。ところが、そこに入っていたのは印鑑だけではありませんでした。
口うるさい母に、いつも言い返していた
母は昔から、お金のことになると口うるさい人でした。部屋の電気を消し忘れれば「電気、つけっぱなしよ」と声が飛び、コンビニで飲み物を買えば「水筒があるでしょ」と言われる。
社会人になって自分で稼ぐようになっても、それは変わりませんでした。数日前も、通販で買ったワンピースの箱を開けていると、母が後ろから覗き込んできたのです。
「また買ったの?それ、本当に要る?」
「自分の給料なんだからいいでしょ。お母さんってほんとケチだよね」
私がそう返すと、母は何か言いかけて、そのままキッチンへ戻っていきました。似たようなやりとりは、もう何度目か分かりません。言い返したあとに残るのは、いつも少しの気まずさだけでした。
印鑑を探して開けた引き出し
久しぶりの休みの日、家でのんびりしていると、パート先の母からメッセージが届きました。
「荷物が届くから受け取っておいて。印鑑はテレビ台の右の引き出しね」
母の物が入った引き出しを開けるのは、ほとんど初めてです。中には細かな書類が、きっちり重ねて並べられていました。母らしいと思いながら、印鑑ケースを取り出します。
すると、その下に白い封筒が1枚。表には、母の字で私の名前が書かれていたのです。
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封筒の中に入っていたもの





























