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嫁の手料理を拒否し続けた私が、孫の一言で気づいた本音

コラム

息子が結婚してから、私はずっと「母親として息子を守らなければ」と思っていました。でもその気持ちが、いつの間にか大切な人を傷つけていたことに気づいたのは、孫のたった一言がきっかけでした。

息子を取られたくなかった

息子が結婚すると聞いたとき、嬉しい反面、どこか寂しさがありました。あんなに「ママのごはんが一番!」と言っていた息子が、別の女性の手料理を食べて暮らす。頭ではわかっていても、心がついていかなかったのです。

そんなとき、お嫁さんが手作りのおかずを持ってきてくれるようになりました。夫は「おお、気が利くね!」と喜んでいましたが、私はどうしても手をつけることができませんでした。

自分でもわかっています。本当の理由は「お腹を壊すから」なんかじゃない。お嫁さんの料理を認めてしまったら、息子が完全に向こうの人になってしまう気がして怖かったのです。

自分を正当化し続けた日々

息子には「嫁の料理でお腹を壊したらどうするの。何が入ってるかわからないでしょ」と言いましたし、夫にも「何が入ってるかわからないものは食べられない」と言い張りました。息子は「大丈夫だよ、いつも美味しいよ」と言ってくれましたが、「あなたは優しいから言えないのよ」と決めつけてしまいました。

しばらくすると、お嫁さんは手料理を持ってこなくなり、代わりにデパートのお惣菜を手土産にするようになりました。

「やっぱりちゃんとしたお店のものは安心よね」

そう言ったとき、お嫁さんが一瞬だけ見せた寂しそうな顔を、私は見て見ぬふりをしました。自分が「勝った」ような気持ちになっていたのかもしれません。今思えば、本当に恥ずかしいことです。

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孫の一言
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