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嫁の手料理を拒否し続けた私が、孫の一言で気づいた本音

コラム

孫の一言

ある日曜日、私は張り切って昼食を作りました。孫の好きなものをたくさん並べて、「おばあちゃんのごはん、おいしいでしょ?」と聞きたかったのだと思います。

孫はひと口食べて、にっこり笑ってこう言いました。

「おばあちゃん、これおいしいけど、ママのハンバーグのほうがもーっとおいしいんだよ!」

そして続けます。

「パパもいっつも言ってるよ。“ママの料理は世界一”だって!」

「……そんなに、おいしいの」

そして…

息子が、嬉しそうにお嫁さんの料理を褒めている。孫が、ママの料理が「世界一」だと胸を張っている。それは私がずっと恐れていた光景のはずでした。でも、不思議と悲しくはなかったのです。むしろ、気づいてしまいました。

私が守ろうとしていたのは息子じゃない。「息子にとって一番の存在でいたい」という、自分のプライドだった。

孫が「おばあちゃんにも食べてほしいなぁ」と言ったとき、涙が出そうでした。この子は誰も仲間外れにしたくないだけなのに、私はずっと自分からお嫁さんを遠ざけていたのです。

「……今度、持ってきてくれる?」

やっとそれだけ言えました。

次の訪問日、お嫁さんは孫と一緒に作ったというハンバーグを持ってきてくれました。ひと口食べて——おいしかった。本当に、おいしかったのです。

「……おいしいわね」

それが精一杯でした。でも、お嫁さんは目を潤ませて「ありがとうございます」と言ってくれました。あの子を傷つけ続けていたのに、それでも笑ってくれる。私には、もったいないお嫁さんです。

(50代女性・主婦)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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