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社員に「代わりはいくらでもいる」と言ったら→私の会社は少しずつ壊れていくことに...

コラム

電話をかけた夜

1ヶ月が経ち、もう自分ではどうにもならないと悟りました。税理士には「早急に経理担当を確保してください」と釘を刺され、社員からは「なにも決まらない」と不満の声が上がっていました。

彼女の番号を呼び出しながら、自分がどんな顔で話せばいいかわからなくなりました。あの日「代わりはいくらでもいる」と言い放った自分が、今こうして電話をかけている。その矛盾が、電話が繋がる前から胸に刺さっていました。

そして...

「すまない、戻ってきてくれないか。経理も人事も、何もかもが止まってしまったんだ」

精一杯の言葉でした。

彼女の声は落ち着いていました。少し間を置いて、こう言いました。

「代わりなんて、いくらでもいるんじゃなかったんですか?」

電話が切れました。

言い返せませんでした。当然だと思いました。私はあの言葉で、3年間積み上げてきた信頼を、自分の手で壊していたのです。誰かに怒鳴られるより、無言で電話を切られる方がずっと重かった。

(50代男性・経営者)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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