
「お前の夢より家族を優先しろ」と妻の転職を止めた俺→3年後、こっそり調べていた"あの会社"から届いた不合格通知
コラム
こっそり調べ始めた"あの会社"
妻が行きたがっていた会社のことが、頭から離れなかった。本当に安心して働ける職場なのか。残業は実際どのくらいか。口コミや評判を調べ始めたのは、妻が諦めてからしばらく経った頃のことです。
調べているうちに、直接問い合わせることにしました。妻のためにちゃんとした情報を集めたかった。ただそれだけのつもりが、気づけば選考が進んでいて、気づいたときにはもう止められなかった。
合格できれば妻に「俺が先に入ってみるから、後から来い」なんて言えるかもしれない。そんなことを、一人で考えていました。
そして...
しかし届いたのは、不合格通知でした。そして封筒を手にしたのは、俺ではなく妻でした。
「どういうこと?」
問い詰める声というより、戸惑ったような声でした。俺はしばらく黙って、それからようやく言いました。
「お前があの求人を見つけてきたとき、すごく楽しそうだったから。諦めてから笑わなくなったのが……俺のせいだってわかってた。あの頃に戻したかっただけだ」
不器用だと思います。あのとき素直に「不安だった」と言えていれば、3年も無駄にしなかったかもしれない。
その夜、妻は子どもが寝た後に勉強を続けていたことを打ち明けてくれました。俺は何も言えなかった。ただ「応援する」とだけ言いました。
(30代男性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)



























