
「家事は嫁に任せて安心」と思っていた私→嫁が里帰り出産で不在の1ヶ月間、自分が何もできないことを知った
コラム
結婚した息子夫婦と同居を始めて、正直ほっとしていました。「これで家のことは安心ね」と思っていたのです。でも、お嫁さんが里帰り出産で不在になった1ヶ月間、私は自分がいかに何も見えていなかったかを、思い知ることになりました。
「嫁が来てくれて助かった」と本気で思っていた
お嫁さんが来てから、家の中がみるみる整っていきました。料理も掃除も洗濯も、気づけば全部やってくれている。私は「若い人はテキパキしているわね」と感心しながら、自然とお任せするようになっていたのです。
近所の友人には「うちに嫁が来てくれて、本当に楽になったわ」と話していました。その言葉に悪気はなかった。むしろ自慢のお嫁さんだと、心から思っていたのです。
ただ、今思えばそれは感謝ではなく、甘えだったのかもしれません。
里帰りの翌週、家の中が音を立てて崩れ始めた
お嫁さんが実家へ帰った最初の数日は、「なんとかなるだろう」と思っていました。
ところが、何がどこにあるのかまるでわからない。洗剤はどれを使うのか、ゴミはいつ何を出すのか、冷蔵庫の中に何があるのかさえ、把握できていなかったのです。
シンクに洗い物がたまり、洗濯物が山になっていくのを見ながら、手が止まりました。「やり方がわからない」という言葉が自分でも情けなかった。
息子に「お母さん、大丈夫?」と聞かれたとき、「私はずっとやってなかったから」と答えるしかなかった。
その言葉を口にした瞬間、自分でも気づいてしまいました。ずっとやってなかったのは、誰かがずっとやってくれていたから、なのだと。
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近所への自慢が、恥ずかしくなった

























