
既読スルーを「最悪」と責め続けた私が、全員に返事をもらえなくなって初めて気づいたこと
コラム
誰も返さなくなった日
ある日を境に、グループチャットの返事がぱたりと減りました。既読は全員分つく。でも返信がない。最初は忙しいのだろうと思いました。でも1日、2日と続くうちに、胸の奥がざわざわし始めました。
「私のこと嫌いになったの?」と送りました。既読4。返信なし。スマホを持つ手が震えました。見てくれているのに返してくれない。あの沈黙がこんなに怖いものだと、自分が受ける側になって初めて知りました。2日目は何度もメッセージを送りました。スタンプも。でも画面に返事が並ぶことはありませんでした。
友人の一人が「もう気を遣って返すのに疲れた」と話していたことを、あとから聞きました。気を遣わせていた。楽しいはずのグループチャットを、義務にしてしまっていた。
そして...
3日目の夜、「もうグループチャット見ない」と送りました。誰も引き止めてくれませんでした。スマホをテーブルに伏せて、ようやく指の力が抜けました。
1週間後、一人ずつにメッセージを送りました。すると「嫌いじゃないよ。でも、返事を強制されるのがしんどかった」と返ってきたのです。強制。その一言に、喉の奥が詰まりました。
私がしていたのは会話ではなく、返事の強制でした。怖かったのは既読スルーではなく、人に必要とされていないかもしれない自分自身。それを怒りでごまかし続けて、結果、本当に距離を置かれてしまった。みんなはただ、自分のペースで生きていただけでした。それを許せなかった私のほうが、よほど怖い存在だったのだと思います。
(30代女性・専業主婦)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)


























