
「正規じゃないんですよね」と見下す保護者→授業参観で子どもたちが見せた"ある行動"
コラム
授業が終わった瞬間のこと
授業参観の日、保護者たちが後ろに並ぶ中で授業を終えた。チャイムが鳴った瞬間のことは、今でもはっきり覚えている。
子どもたちが一斉に立ち上がって、私のもとへ駆け寄ってきたのだ。「先生の授業がいちばん好き!」「また来てね!」口々に声が重なって、後ろに保護者がいることも忘れたような、まっすぐな言葉だった。
廊下には図工の時間に描いた「好きな先生の絵」が掲示されていて、クラスのほとんどが私の似顔絵を描いてくれていた。
そして...
あの保護者も、その場にいた。何も言わなかった。ただ掲示をじっと眺めて、やがてゆっくりと視線を落とした。
勝ち負けじゃないし、見返したかったわけでもない。それでも、子どもたちが体で示してくれたものは、どんな肩書きよりもずっと確かなものだと思った。非常勤だから、ではなく、この子たちと一緒に積み重ねてきた時間が、あそこにあった。
教壇に立ち続けてよかった、と確かに思えた一日だった。
(20代女性・学校教諭)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)


























