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「結婚してよかったと思ったことない」と言った妻→離婚届の日に見つけた妻の日記

コラム

子どもが生まれてから、家の中の空気が変わった気がしていた。喜びも確かにあったのに、いつからか夫婦の会話は言い合いに変わり、私は少しずつ疲れていった。

ケンカが、日常になっていた

第一子が生まれてしばらくした頃から、妻の言葉が鋭くなっていった。些細なことでぶつかり合い、気づけば毎日のように口論になる。育児の疲れや睡眠不足のせいだと最初は思っていた。お互いに余裕がないだけだ、と。

でも日が経つほど言葉はきつくなり、笑顔で話せる時間は減っていった。謝ることもあった。話し合おうとしたこともあった。それでも翌日にはまた同じことの繰り返しで、私はだんだん「何をしても届かない」という感覚に慣れていった。

その言葉が、限界だった

ある夜の口論の最中、妻がぽつりと言った。

「結婚してよかったと思ったこと、一度もない」

声は荒げていなかった。だからこそ、深く刺さる。言い返す言葉が出てこなかった。もう修復できないのだと、そのとき初めて本気で思った。

数日後、区役所で離婚届をもらった。用紙を手に取りながら、悲しいとも怒りとも違う、ただ空っぽな気持ちが胸に広がっていく。この人と終わりにするしかない、そう自分に言い聞かせていた。

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