
「うちの息子がそんなことするわけない」と言い切った住人→防犯カメラの映像を見せたら、黙り込んだ
コラム
マンションの中庭で遊んでいた娘が、膝を擦りむいて泣きながら帰ってきました。相手の親に伝えたとき返ってきた言葉に、怒りよりも呆れが勝ったあの日の出来事です。
泣いて帰ってきた娘
日曜日の午後、小学1年生の娘がマンションの中庭で遊んでいました。しばらくして玄関のドアが開き、娘が泣きながら入ってきたのです。膝には擦り傷ができていて、ズボンに薄く血がにじんでいました。
「ママ、押された」娘はしゃくりあげながら、同じマンションの上の階に住む男の子に突き飛ばされたと言いました。遊具の順番を巡ってのことだったようです。傷の手当てをしながら、胸の奥がじわりと熱くなるのを感じていました。
壁のような言葉
夕方、意を決して上の階を訪ねました。出てきた母親に「娘が泣いて帰ってきたんです。お宅の息子さんに突き飛ばされたと言っています」と、できるだけ冷静に伝えました。
相手の母親は眉一つ動かさず言いました。「うちの息子がそんなことするわけない」続けて「子どものことですから、何かの間違いじゃないですか」と。その口調には、取り合うつもりのない壁のようなものがありました。
娘の言葉を信じたい。でも、このまま引き下がるのも違う。数秒の沈黙のあと、「それなら、防犯カメラの映像を確認してもらえませんか」と提案しました。相手の母親は少し表情をこわばらせたものの、うなずきました。
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映像が映した事実


























