おしゃれと恋で もっとかわいく - ハウコレ
SP用検索ボタン
メニューはこちら

「いいから、やめて」としか言えなかった私が、あの人が家に来た日に気づいたこと

コラム

 「あの人と友達やめなさい」と夫に言い続けていました。そのたびに夫の表情が曇り、ふたりの空気が重くなることはわかっていた。それでも言わずにいられなかったのは、気づいてしまっていたからです。あの人が夫を見るときの目の色に。

写真の中の目線

 気になり始めたのは、共通の友人グループのSNSに流れてきた写真がきっかけでした。夫と幼なじみが並んで映った一枚。ふたりの間に何かあるとは思っていない。

ただ、夫に向けられた彼女の目線が、どうしても頭から離れませんでした。夫に「なんで?あいつとは小学校からの付き合いだぞ」と言い返されても、「いいから、やめて」としか言えなかったのは、本当のことを言葉にする自信がなかったからです。

言えなかった本音

 「あの人、あなたのことが好きなんじゃないかと思う」と口にした瞬間に何が起きるか、想像するだけで怖かった。笑い飛ばされるか、傷つけてしまうか。

ある夜、「いい加減にしてほしい。あいつに何も悪いことされたわけじゃないだろ」と言われ、私は黙りました。反論できなかった。彼の言う通りで、私の不安は私の内側だけにあるものだったから。

  • X
  • Line